学びと行動を愛し、
人生を切り開く
夢みていた洋服を作る仕事が、
被服科で服作りを学び自分には
合っていないのではないかと思いはじめ、
将来どうやって生きていけばよいのか
わからなくなった学生時代。
その頃、女性の仕事は事務職という意識が強く、
私も最後は医療事務の仕事を選びました。
キャリアガイダンスなどが無い時代、
自分が何が好きか自分に合う職業が何かなど
考えることもあまりありませんでした。
医療事務の仕事を長く続けていたのですが、
三十代半ばで体調を崩し退職。
ハローワークで仕事を探すことになりました。
それまで、医療用のパソコンしか使ったことが無く
ExcelやWordもできない状態だったので、
ハローワークの求職者訓練に通い
一通りExcelやWordを学びました。
この訓練で仕事の基礎スキルを身に付けたことが
私のこの後の人生を左右することになります。
さて、仕事を探すぞと思ったものの
30代半ばの女性の就職はなかなか難しく、
たまたまアルバイトをした会社から誘ってもらい
起業支援施設で働くようになりました。
起業支援施設って何をするの?
という疑問もありましたが、事務仕事ができれば
それでいいということだったので、
パソコンができるようになっていて
ほんとうに良かったと思いました。
その施設で出会う起業家たちは、色んなアイデアを持ち
やる気があり、バイタリティに溢れていました。
そんな人たちと触れ合う中で、
起業ってすごく面白いと感じるようになり今があります。
自分なりにイベントを企画していろんな方に話してもらったり、
施設に入居していた起業家たちと楽しくすごしているうちに
アルバイトから正社員になりました。
少し仕事ができるようになったかなと思った頃、
また体調を崩し退職。手術を受けて体を快復させながら
パート勤務をして過ごしていました。
その頃、フリーで少しイベント業務などをやりましたが
まだまだ力不足で、起業までにはいたりませんでした。
起業のハードルが高いことを身をもって知ったこの経験は、
私の支援者としての人生の宝物だと思っています。
その後、退職した施設にマネージャーとして復職し、
フリーで過ごした日々の体験から、起業支援を行う時には
話を聞くというスキルが必要だと思い産業カウンセラーの資格を取り、
ビジネスの話ができるように4年かけて販売士1級の資格も取りました。
仕事に必要だと思った、ドラッカーマネジメント・5ストレングス・
ファシリテーション・コーチング・心理学・時間管理術など
気になったものは片っ端から勉強を重ねました。
コツコツと学ぶ姿勢はその頃に身についたものです。
そして、ついに2018年に独立、個人事業主として開業。
起業家の仲間入りです。
現在は、経営相談、起業相談、起業セミナーなどの
ビジネス系のものから、ワークライフバランスや
キャリアアップのセミナーなど多方面でお話しを
させていただくことが多くなってきました。
私は、少しずつ自身のスキルをレベルアップさせていく中で
人生のキャリアの道を切り開くことができるのは、
「学びと行動」しかないと感じるようになりました。
学びを深めるために、2019年に慶応通信へ進学し、
今も大学生として学び続けています。
明日は今日より良い日にしたい。
変化を恐れず行動していきたい。
人生を自由に生きていきたい。
私と同じような気持ちを持つ方々のサポートができるよう、
「学びと行動」を胸にこれからも進んで行きたいと思っています。
リバティエア代表 山口由里子